ステンレス工事の概要

ステンレスは、お店の厨房設備から屋根材にまで幅広く活用されていて、錆に強く劣化しにくいため、メンテナンスに掛かる労力とコストを減らすことが出来る素材のひとつです。油煙や湿気の多い厨房や、潮風の強い海が近くにある建物の屋根など、通常の金属ならすぐに劣化してしまう腐食性の高い環境で使われています。

ステンレス工事の流れ

現場での採寸を行い、設置するステンレス製品の設計をします。設計したものは工場で素材を加工して成型されてから、現場での取り付け(貼り付け)という流れになります。

現場での採寸

ステンレス板の貼り付けや、ステンレス製の設備を設置するために現場で採寸を行います。この時に、配線を通さなければならない部分にはステンレスに配線穴を開ける加工をする必要がありますので、設計内容に盛り込みます。

ステンレス材の加工

ステンレス材の加工を行い、製品を作り上げていく工程です。切断や曲げ、溶接で求められている設計通りの形状に仕上げていきます。ステンレスは、プレス加工や溶接加工に高度な技術を要する金属ですので、職人の腕が問われる工程でもあります。

現場での施工

仕上げたステンレス製品を現場に運んで取り付けや設置をしていく工程です。ステンレスは耐食性には優れていますが、外部からの衝撃でへこみやすいため、養生を張って傷がつかないよう保護をします。

工事の完了

工事が終わった後の点検です。設計通りの施工になっているかを点検し不具合が無いかを検査します。施工業者の点検が終わった後、依頼者様立ち合いでの点検を行い、問題が無ければ工事の完了です。

ステンレスが用いられるケース

耐食性とメンテナンス性の高いステンレス素材は、水回りや雨風に接触しやすい場所で用いられます。

お店の厨房設備

ステンレス製の設備は、飲食店の厨房設備によく用いられています。シンクやフード、キッチン台などは、水や油の汚れが付着しやすい箇所なので、汚れが吸着しにくいステンレスは衛生面でも優れていて最適です。掃除やメンテナンスがしやすいためその分長持ちもします。

屋根材

耐食性のあるステンレスは、雨風に晒される環境での屋根材としても利用されています。特に、潮風を浴びる海が近い建物の屋根(工場や倉庫など)で、その耐久性を発揮します。また、ステンレスは軽量で、屋根瓦の10分の1の重さの重量しかありません。よって、ステンレス材を使用することで建物に対する負荷が下がり、地震時の建物に対する衝撃を軽減できるというメリットもあります。

会社の看板

外に設置する看板には、ステンレス素材を使用すると、いつまでも見た目の美しさを維持できます。腐食に強く光沢が長持ちし、高級感のあるデザインを演出できるのもステンレスの強みです。看板に使用する企業名等の文字を鏡面仕上げにしたり、ヘアライン仕上げにしてマットなシルバーやゴールドの見た目に加工を施すことも可能です。

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