コンクリ土間打ちとは?

コンクリの土間打ち工事とは、コンクリートの床面を作る工事のことです。凹凸があると困る場所を、滑らかなコンクリートの表面に仕上げます。例えば、自宅や店舗の駐車所を土間コンクリート仕上げにするのは、よくある施工事例です。

土間コンクリートの構造と作業手順

土間コンクリートは次の3層でできています。以下では、各層の説明と作業内容を紹介していますので、参考にしてください。

地面

素材を入れる前のむき出しの地面です。工事の際には、周囲の高さを調整するために掘って深くすることもあります。その時、割れた石などを取り除いて地面の表面を整えます。石をそのまま残すと砕石を入れた時に平になりませんので、丁寧に取り除いていきます。

砕石層

整地した地面に基礎砕石を敷いていきます。基礎砕石を敷き詰めることで、上層からの荷重が分散し耐久度が増します。ここに、ワイヤーメッシュというものを基礎砕石から浮かせる工夫をして敷いていきます。ワイヤーメッシュとはコンクリート層の中に仕込む鉄骨のことです。コンクリートサイコロを置いて、その上にワイヤーメッシュを敷くことで、ひび割れ防止になります。

コンクリート層

生コンを流し込んで、コンクリート面を形成していきます。場所によっては傾斜を考えて施工する必要があり、職人の技術が影響するポイントです。

仕上げ作業

均しと押さえの表面仕上げ作業について説明します。

生コン均しと押さえ

生コン均しは、コンクリートを流し込んで、水平にしていく作業工程です。周辺の地面との高さや傾斜を確認しながら、均していきます。表面をある程度均したら、今度は金鏝を使って押さえていく作業です。これを金鏝仕上げといい、押さえを繰り返すことで、表面が次第に滑らかで平坦な仕上がりになっていきます。

刷毛引き

生コン押さえで表面が滑らかになったら今度は、刷毛引き(はけびき)という作業を行います。これは、ハケで波を作ることで、コンクリ―トの表面をザラっとした質感に仕上げるのが目的です。そうすることで、人が歩いても滑りにくいコンクリート面に仕上がります。

端部仕上げ

鏝を使って、コンクリート土間の端の部分を縁取りしていく作業です。ここまでやると、手作業は完了となります。

養生設置

コンクリートを打った箇所に養生を張って乾くまで待ちます。この時に周囲に飛び散った生コンを綺麗に清掃して片付けていきます。
乾けば、状態をチェックして施工完了です。

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