デザイン性豊かな左官仕上げ

左官工事に使うモルタル、土壁、珪藻土、漆喰は、粘土のように柔らかいので好きなデザインに造形ができます。次で紹介するのは、左官仕上げパターンの一例です。

鏝なみ仕上げ

鏝(コテ)を使って塗った痕を模様のように残していく工法です。塗り方によって色々なパターンが描けます。模様には好みがありますので、施工の前にデザインをよく相談しておくことをおすすめします。縞模様のついた鏝を押し付けて作る、鏝バケ仕上げという工法もあります。

ハケ引き仕上げ

ブラシやハケを使って、壁材に模様を描く方法です。繊細なラインを作ることができます。

ローラー仕上げ

ローラーを使って表面を滑らかに仕上げたり、スポンジローラーを使うことで、凹凸のある表面を作ることができます。ローラーの形状によって、ローラースタンプのように模様を付ける事も可能です。

吹付け仕上げ

トップコートが混ざった建材を吹付けて、凸凹の表面を作る工法です。コンプレッサーを使って、モルタルなどの壁材の上から吹付けていきます。こうすることでひび割れが起きにくくなります。

左官に使う素材

左官工事に使う素材を紹介します。土や珪藻土を使った自然素材や、左官で頻繁に用いられるモルタル、石膏に使われるものを建材として利用している石膏プラスターなどがあります。

土壁

土を練りこんで建材にしたものです。土壁は昔からある素材で、その土地の土を使うことで、環境になじみやすくなるとも言われていますが、他の土地で採取したものを配合して作る場合もあります。

漆喰

水酸化カルシウムが主成分の壁材です。滑らかな質感に仕上がり、防水性が高いので木の壁や土壁の上塗り材としても使われます。

珪藻土仕上げ

プランクトンの死骸が堆積したものを珪藻土といいます。粒子にはミクロの細かい穴が開いているのが特徴です。吸湿性、調温性、脱臭力、断熱効果に優れています。健康壁と呼ばれる壁材に使われる素材のひとつです。

モルタル

セメントに、砂と水を練りこんで粘土のようにしたものです。耐久性に優れていて外壁や内壁だけではなく床材としても使用されています。左官工事ではよく扱われる建材の一つです。

石膏プラスター

石膏を主材料とした建材です。漆喰壁に似ていて西洋漆喰とも呼ばれています。普通の漆喰よりも亀裂が生じにくいという強みがあります。

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