漆喰とは?

漆喰は、屋根瓦の接着や壁の上塗りなどに用いられる建材です。腐食に耐性があり、土壁の上塗りに使用すると壁の劣化を防ぐことができます。

漆喰と珪藻土の違い

漆喰は石灰が主成分の建材です。石灰は1000度の熱で焼くことで消石灰になり、その消石灰の粉末と石灰石の粉末、水、繊維素材を混ぜて漆喰を作ります。建材としては耐久性・耐火性に優れていて、屋根瓦の補強や外壁の上塗り素材によく使われる素材です。

一方、珪藻土は、プランクトンの死骸が堆積して砂のような物質になったものです。防臭性、吸湿性に優れて言いますが、漆喰と比べて固まる性質が弱く、単体で使われることはありません。固着剤を混ぜるか、漆喰を上塗りして固める手法が用いられることが多いです。

屋根の漆喰工事

屋根瓦のつなぎ目に漆喰が使われています。腐食に強く丈夫な漆喰ですが、常に雨風にさらされている環境下では、剥がれてしまうことがあります。漆喰が剥がれると瓦がずれて破損し、雨水の侵入を許してしまうことになりますので、破損部分を見つけたら早急な修理が必要です。雨水が建物内に侵入してしまうと、建物自体が傷んでしまいますので、少しの破損でも軽んじないほうがいいでしょう。

屋根の漆喰を補修する時には、剥がれ落ちた漆喰の除去を行い、新しい漆喰を詰め直して瓦を設置していきます。

漆喰工事の内容

屋根瓦の漆喰工事は、破損の度合いによって少し工程が変わります。できるだけ破損が少ない状態で修理を依頼すると、それだけ工賃が掛かりませんので、早めの対応が肝心です。

漆喰詰め直し工事

漆喰が剥がれているだけの軽度な破損の時は、詰め直し工事で済みます。漆喰の割れや剥がれを見つけ、劣化した部分を取り除いて新しい漆喰を詰め直していく工事です。

棟瓦取り直し工事

劣化が激しいと、屋根瓦が割れて剥がれ落ち、漆喰も剥がれてしまっているケースもあるでしょう。そのように破損がひどい場合には、破損している瓦ごと取り除いてこちらの工事を行います。劣化した漆喰や割れた瓦の破片を綺麗に取り除いて、新しく漆喰を詰め直します。使用される漆喰の分量も多く、破損した瓦は新しいものに取り換える必要があるため、その分材料費と工賃が掛かります。

瓦屋根メンテナンスの目安

居住環境にもよりますが、大体15年程度がメンテナンスの目安となっています。ある程度劣化が見え始めるのが、おおよそそのくらいの期間ということです。ただ、破損部分が見つかった場合や雨漏りがある場合には、雨水の侵入が建物の劣化を早めてしまいますので、速やかに修理をすることが肝心です。

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