地下水の探しかた

井戸を掘るというと、地下水が出てくるまで穴を掘り続ければいいだけ、と思うかもしれません。しかし、それではきちんと使える井戸にはならないのです。

さく井工事の前には、地下水がたまっている「帯水層(たいすいそう)」がどこにあるのか、事前調査を行います。帯水層の深さやその周囲の地質などを調べることで初めて、井戸の設計や、さく井工事の工法の選定ができるのです。

では、どうやって帯水層を探すのでしょうか。その方法の一部をご紹介します。

資料調査

さく井工事を予定している場所の地形図や地質図を調べて、帯水層の検討を行います。空中写真を使って、周囲の断層の状態を確認することもあります。

すでに周囲にいくつも井戸があって、それぞれデータがそろっている場合は、資料調査だけでも井戸の設計が可能になります。

地表地質踏査

実際に、さく井工事を予定している現地に足を運んで、露出している地層を観察します。特に岩盤層の場合は、地下水を含む断層破砕帯や亀裂に注目して調査します。

ただ都市部の場合は、地層が観察できる場所が周囲にないことも多くなっています。その場合は、資料などの調査で補います。

物理探査

科学的なデータによって、地層を判断する方法です。代表的なものとして、電気探査があります。

電気探査は地面に微弱な電流を通して、どのくらいの抵抗があるかで地層を調べる方法です。地下に向かって垂直に電気を流す「垂直探査」と、地表と並行に電気を流す「水平探査」があります。

垂直探査は、平野部や盆地、火山の山麓など、何層もの地層が積み重なった場所の調査に適しています。水平探査は、断層構造の調査などに使われます。

水文調査

「水文(すいもん)」といわれても、ほとんどの方は意味が分からないのではないでしょうか。天体に関わる学問を天文学、人間に関わる学問を人文学と呼ぶように、川や池や湧水など水に関わるさまざまな現象を「水文」といいます。

水文調査では、さく井工事を予定している場所の周辺にある川や湧水などを調査します。

湧水調査

湧水は帯水層から湧き出してくるものなので、湧水を調べることで帯水層がどこにあるのか判断できます。さらに湧水の水量や水質を測定することで、井戸を作った場合にどの程度の水量が期待できるのか、飲用にできるのかといったことも分かります。

流量調査

川を流れる水量は、流れ込む雨水や、地下から湧き出した水によって、つねに変化しています。流水量のデータを詳しく調べることで、周囲の地下水がどのくらいあるのかを判断できます。

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