路盤築造工事とは?

道路の基礎部分になる、頑丈な地盤を造る工事のことです。盛り土で形成される路体を最下層とし、その上に砂で形成されている路床が置かれ、さらにその上に路盤が築造されます。この路盤の上にアスファルトの基層や表層が築造されて、道路となる仕組みです。ちなみに、国道の場合は、表層と基層の間に中間層を設けて厚みを持たせてさらに頑丈にしています。また、国道バイパスのように交通量の多い道路では、路盤を路盤をそれぞれ複数に増やすことで、耐久度を強化するケースもあります。

路盤築造工事の手順

路盤築造工事の流れを説明しています。路盤には、下層路盤と上層路盤の2つの層があり、それぞれを別に施工していきます。道路を新しく作る工事では路体や路床からの築造を行い、道路の修繕工事では、古い道路を掘削してから新しい路盤を敷き、アスファルトを施工していきます。

路床工事

道路の土台ともいえる、路床を造っていく工事になります。一番深層を支える路体は盛り土で形成されていますが、路床を構成するのは砂です。路床用の砂を搬入後、ブルドーザーやモーターグレーダーなどの整地作業用重機で砂を均一に敷き、締め固めていきます。

路盤工事

路盤は、路床の上に形成する層です。下層路盤と上層路盤があり、この部分を造っていく工程になります。この路盤がしっかりしていないと陥没の原因になりますので、注意をして作業を行います。

下層路盤

まずは、路床の上にある下層路盤についてですが、この部分にはクラッシャーランという路盤材を用います。クラッシャーランとは、いわゆる砕石のことで、これを路床の上に敷き詰めて、転圧して平坦に締め固めていきます。

上層路盤

下層路盤ができたら、今度はその上の層に上層路盤を築造していきます。上層路盤に使う路盤材には、粒度調整路盤が用いられます。これは砕石の粒を一定の大きさに揃えた路盤材で、締め固めた時にクラッシャーランよりも隙間ができにくく強度が高いのが特長です。これを下層路盤と同じように上層路盤に敷き詰めて、締め固めていきます。

アスファルト乳剤の塗布

上層路盤に塗布される乳剤は、プライムコートといい、上層路盤と基層アスファルトを接着する作用があります。路盤が築造された後、アスファルトを施工する時にこの乳剤が使われます。ちなみに、基層アスファルトと上層アスファルトの間には、タックコートと呼ばれるアスファルト乳剤が使われます。プライムコートが砕石とアスファルトを接着する効果があるのに対して、タックスコートは、アスファルト同士を接着して安定させる乳剤になります。

アスファルト乳剤のその他の作用

アスファルト同士、もしくはアスファルトと砕石を接着するのが乳剤を使う目的ですが、他にも効果があります。それは、雨が降った時に路盤が削れてしまうのを防ぐ効果や、内部に水が浸透するのを防ぐ効果、また、路盤下部から毛細管現象によって水が上がってくるのを防ぐ効果です。乳剤を塗布する前には、乳剤散布量試験を行って量を調整します。

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