石選びのチェックポイント

石材を選ぶ時、実際に石材を使用したい場所や用途によって、石の性質上どうしても向き不向きがあります。それぞれの場所を基準に石材選びのポイントを下記にまとめてみます。

外壁に使う石材を選ぶ時のポイント

外壁に使用される石材には耐久性、メンテナンス性、高級感等が求められます。その条件からすると、圧倒的にミカゲ石が適しています。大理石や人気のライムストーン等は酸に弱い事から、酸性雨の影響を受けやすいので避けるべきでしょう。外部でよく使われる砂岩においては耐久性に優れているものの、吸水性の高さ故に汚れが付きやすく、年数が経つと黒ずんで来ると言う傾向があります。また、性能的にはミカゲ石に近い石英岩や天然スレートなどは、殆どが既製品で輸入材の為にサイズの自由度が低く、石厚も薄い物が多いと言う問題を抱えています。よって総合的に比べると、ミカゲ石が優れていると言えます。

外壁に使う石材を選ぶ時の注意点

水に関わる汚れの問題を多く抱える石材では、外壁に使用する場合には表面処置、裏面処理をしっかり行う必要があります。しかしながら、その処理だけで100パーセントの効果を得られる訳ではありませんので、それ以外にも二次的に出来るだけの対策を施す事が必要です。一般的には下記の要素を考慮しておく必要があります。

表面処理について

表面処理剤の耐久年数は2〜3年程度と考えておいた方が良いでしょう。その為、当然の事ながらメンテナンスに関するコストがかかる事を知っておいた方が良いと言えます。また、設計段階から出来るだけ水を避ける様に意識する事も重要となります。

裏面処理について

裏面処理を行う事でエフロレッセンス(白樺)や結露によるシミ対策に一定の効果はありますが、結露に関してはどうしても完全に抑え込む事は出来ないと考えておいた方が良いでしょう。その為、水抜きパイプ等の二次的な水分対策も考えておいた方が良いと言えますが、その分どうしてもコストがアップする事になります。

内壁材に適している石材は

内壁に使用する場合、それほど高くない壁面がほとんですので、全ての石材を使用出来ると考えて良いでしょう。しかし、殆どの場合は用途によって使われる石材が決まってきます。例えば居間などは、柔らかい雰囲気の大理石や砂岩系の物が向いていると思いますし、浴室は外壁に使用する条件に似てきます。また、キッチンやトイレと言った所で使用する際には、吸水性の低い大理石やミカゲ石を選ぶケースが多いと考えられます。

エントランスで使用するのに適した石材

ミカゲ石、大理石、砂岩、石英石、天然スレート

居間で使用するのに敵した石材

用途と石の性質を考慮し、大理石、砂岩が多く使われます。

浴室で使用するのに適した石材

用途と石の性質を考慮し、ミカゲ石が多く使われます。但し、浴室の場合には特に水の影響を受ける場所ですので、本来は石を使う事に適している場所とは言えないとも言えます。様々な事を考慮し、ミカゲ石が使われるケースが多い様ですが、その場合でも外部に使用する場合と同じくらい慎重に検討する必要があります。

キッチンで使用するのに適した石材

用途と石の性質を考慮し、ミカゲ石が多く使われます。

トイレで使用するのに適した石材

用途と石の性質を考慮し、大理石が多く使われます。

床に使う石材を選ぶ時のポイント

床に石材を使用する際に最も考慮すべきは、滑ると危険であると言う事でしょう。なので材料を選ぶ際には慎重に選定する必要があります。床に使用出来ない石は無いと言ってもいいですが、総合的に判断してミカゲ石が良いと思います。但し、大理石は本磨きの仕上方法が一般的なので、傷が目立つ可能性が高く避けた方が良いでしょう。

階段に使う石材を選ぶ時のポイント

床の場合と同様に階段に使えない石材はありませんが、仕上げの方法による所が大きく影響すると思います。床同様に安全性を重視しなくてはなりませんから、滑りやすい本磨きは避けるべきだと思います。水磨きの場合でも石材が濡れると本磨き以上に滑る場合もありますので、慎重に選ぶ必要があるでしょう。また石厚が薄いと端部が欠けやすくなるので、その点も注意して選ぶ必要もあるでしょう。

玄関に使う石材を選ぶ時のポイント

玄関には特に石材が使われる事が多くなります。その建物の顔としての役割を持ちますので、重厚感を求められるケースが多くなるのも仕方ない事だと思います。外部であり内部でもあると言う用途から、人の行き交う場所はバーナー仕上げの様な滑りにくい仕上げを採用し、その他の部分に本磨きを使ってアクセントを持たせつつ、清潔で且つメンテナンスも楽に出来る事を意識する事が重要です。

浴室に使う石材を選ぶ時のポイント

一番くつろぎの空間を意識したい浴室ですが、石材を使うとなるといろいろと注意しなくてはならない点が多いのも事実です。水に触れる部分ですので耐水性に弱い大理石は避けた方がいいでしょう。石材での防水は期待出来ませんので、床下の防水層に頼る事になるのですが、同時にその防水層が床の石材を受ける下地面になる事も注意すべき点でしょう。また、水が溜まる事を防ぐ為に、各所に水勾配を取る必要があります。あまり取りすぎると納まりが悪く見栄えも悪くなり兼ねませんが、水が溜まるとカビなどが発生し衛生的にも良くありません。また、水栓器具も多い場所ですので慎重に検討しなければ器具の取り付けが出来ないなどの問題も発生します。元々、石材には不向きな場所ですので、特に適した石材がある訳ではありませんが、好みで選んで事前の検討を慎重に行う事で出来る限り問題を未然に防ぐようにしましょう。

外構に使う石材を選ぶ時のポイント

ガーデニングブームの影響もあり、石材を使うケースが増えています。和風住宅の門塀や玄関に欠かせない鉄平石や、住宅の玄関、アプローチ、浴室での使用頻度の高い石英岩に加え、粘板岩や砂岩などがありますが、最近では輸入材としてアメリカ産軽量セメント系で作られた擬石も多く使われる様になっています。

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