レンガの成型方法 湿式レンガと乾式レンガ

レンガには、粘土や泥、石灰、砂、水などの素材が配合されています。これらの素材を混ぜて練土状にしたものを、押し出し機と呼ばれる機械でところてんのように押し出して成型する方法が、湿式レンガといいます。成型されたレンガは窯で焼きを入れて乾燥させ固めます。この方法は昔から行われているもので、 固体の大きさが微妙に不揃いになってしまいますが、そこにアンティーク感があり、どっしりとした存在感があるため、今でも湿式レンガはよく作られています。

一方、乾式成型という手法で作ったレンガもあります。これは、レンガの原料を型に入れて、プレスして固めて成型したものです。湿式レンガと比べて乾式レンガは、形や品質が均一になりやすいという特徴があります。

レンガを使うメリット

レンガに使われてる素材は自然素材のため、シックハウス症候群になりにくいというメリットがあります。またレンガの建築物は、コストパフォーマンスにも優れています。他の建材と比べて耐久性に優れているため、しっかりと施工されているレンガの建築物はメンテナンスの頻度が少なくてすみます。

レンガの種類

レンガのタイプについて説明しています。

レンガタイル

建物の壁に用いられるレンガのことを、レンガタイルと言います。装飾用のタイルですのでカラーリングが施されているものもあります。乾式工法用のレンガタイルでは、接着面が引っかかりやすいよう細工が施されているのが特徴です。

乾式工法と湿式工法

乾式工法とは、モルタルを使わずに、特殊な接着剤でレンガタイルを貼り付けていく方法です。外壁にサイディングボードを取付けていく工法でもあり、モルタルを乾かす際の養生期間がなく、工場で仕上げたパーツを現場で組むので、工期を短縮することができます。

一方、湿式工法とはモルタルや土壁などの素材を使って、壁を作っていく方法です。既存の形があるタイルを張り付けるわけではないので、独自のデザインを表現することができます。ただ、モルタルは乾燥させる必要がありますので、そのための養生期間が必要になります。天候にも左右されますので、工期は長くなる傾向があります。

敷レンガ

地面に敷くレンガのことを敷きレンガと言います。公道にも用いられていて、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しつつ、レンガの凸凹が滑り止めの役目も果たします。

耐火レンガ

火に強いのが耐火レンガの特徴です。ピザ窯や薪ストーブに用いられているのが耐火レンガになります。耐火レンガは火には強いですが、水分には弱いという特性があるため、家の外壁には用いられない素材になります。

積み方の種類

レンガの積み方には、色々な工法があります。長手部分と小口部分があり、そのどちらかを表面にして積んでいくのが基本です。

小口積み

レンガの小口面が見えるように積むことを小口積みといいます。積む時には、レンガの端を揃えて積むのではなく、ジグザグになるように積んでいきます。建築物の曲面を施工する時に用いられることがある積み方です。

長手積み

レンガの長い方の部分を表面にして、ジグザグに積み上げていく方法です。小口部分を横に向けるので壁の厚さが薄くなってしまうというデメリットがあります。

フランス積み

1段に小口と長手を交互に積んでいく方法です。見た目が美しくなりますが、施工に時間が掛かります。

イギリス積み

長手積みと小口積みを交合で積んでいく方法です。強度が高くなるというのと、使うレンガが少なくて済むというメリットがあります。

レンガ積み工事

レンガ積み工事の流れを説明します。

採寸

レンガ工事を行う現場の採寸を行います。
幅と奥行きを計測していく作業です。

地盤調査・下地補強

地盤調査を行い、弱ければ下地を補強します。
砕石で下地を固めて、場合によっては鉄筋を通すこともあります。

水糸をとる

水平にレンガを積むために、水糸という道具を使って水平線を示します。

レンガを積んでいく

レンガごてでモルタルを設置地面に塗り、レンガを積んでいきます。レンガを積む時にはジグザグになるように積んでいくことで、地震などの外圧に強くなります。穴あきレンガを使って鉄筋を通して施工する場合もあり、こちらはさらに耐久度が高くなります。レンガ積みは、この工程の繰り返しです。施工図の高さになるまでレンガを積んでいきます。

レンガ敷工事

地面にレンガを敷き詰める工事の流れを説明します。

採寸

現場の奥行と幅の寸法を測ります。

穴を掘る

レンガの厚みに応じて、地面に均等な穴を掘って高さを調節します。

地盤調査・下地処理

地盤調査を行います。地盤が弱い場合は、レンガ積みの工事の時と同じように砕石で補強をします。下地が硬く水平である場合は、砂を敷いて慣らしていくだけの場合もあります。

レンガを敷いていく

接地面にモルタルを塗りレンガを敷いていきます。モルタルはすぐに乾くので、スピードが肝心となる工程です。

端の処理

端に敷くレンガを切断して、大きさを合わせて敷いていきます。

目地砂を撒く

レンガを敷いた上から目地砂を撒いて、ほうきでならしていく作業です。レンガのつなぎ目を砂で埋めることで、ぐらつきを防ぎます。これで、モルタルが乾いて接着できたら工事は完了です。

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