しゅんせつ工事の重要性

港湾、河川、運河などの底面をさらって土砂を除去する土木工事のことをしゅんせつ工事といいます。海に囲まれ、河川の多い国土を有する日本では、しゅんせつ工事が必要となる機会も少なくありません。豊かで安全な国民生活を守るための、しゅんせつ工事の重要性について詳しく解説します。

しゅんせつとは

しゅんせつ工事の「しゅんせつ」とは漢字では浚渫と書き、水底の土砂を浚(さら)うことを意味します。港湾で航路と泊地を確保したり、水中構造物を建設する際にしゅんせつ工事は欠かせません。四方を海に囲まれ、山がちで河川の多い日本において、しゅんせつ工事の持つ重要性は非常に高いと言っても良いでしょう。しゅんせつ工事にはさまざまな手法があるので、地形、地質、土の量などによって最適と思われる設備を選ぶことが大事です。

しゅんせつ工事の目的

日本の国土を整備する土木工事において重要な役割を担ってきたしゅんせつ工事ですが、主に次のような目的で施工されます。

港湾整備

日本の輸出入貨物はその多くが船便でやりとりされています。問題なく輸出入が行われるためにも港湾整備は欠かせません。港をつくるためにも、まず必要となるのはしゅんせつ工事です。もし、航路や泊地の水深が十分でなければ、大型船のお腹が海底にぶつかり進めなくなってしまう危険があります。港湾整備にあたっては、海底の土砂をしゅんせつ工事によって取り除き、航路と泊地を作ることが大事です。近年、コンテナ船は巨大化が進んでいるため、すでにある航路の深さや幅を広げるためにしゅんせつ工事をしなければいけないこともあります。

災害対応

港湾が台風、豪雨、地震、津波などで被災した時も、しゅんせつ工事が必要となります。土砂、瓦礫、ゴミなどが堆積したままでは、港の機能が損なわれてしまうからです。災害から一日も早く立ち直るためにも、しゅんせつ工事は非常に重要な役割を担っています。

自然環境の改善

海水があまり循環しないエリアは水質・底質が悪化しやすく、赤潮や青潮を発生させる原因となっています。このような場所にできたヘドロなどの表面を、他のきれいな場所のしゅんせつで排出された土砂で覆い、環境改善をはかることもあります。このような工事もしゅんせつ工事の一種ですが、環境問題への関心の高まりに伴いますます重要性を増しています。

しゅんせつ工事の課題

今後、港湾、河川、湖沼などにおける水質・底質の浄化を目的としたしゅんせつ工事の需要はますます高まると予想されます。しかし、こういった環境保全が目的としたしゅんせつ工事だからこそ、施工そのものが環境に悪影響を及ぼすことのないように十分注意しなければいけません。水質汚濁、騒音、悪臭などが出ないように十分配慮することが求められます。また、しゅんせつ工事によって排出された、しゅんせつ土砂の処分問題も完全に解決されているわけではありません。今後ますます、しゅんせつ土砂の有効活用に主眼を置いた、高度処理システムが構築されることが期待されています。

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