さく井工事に関する資格

さく井工事は、さまざまな専門技術を必要とする作業です。しかしさく井にあたっては、何か特別な資格がいるわけではありません。極論を言えば、素人がいきなり穴を掘っても構わないのです。

ただし、さく井の知識や技術が一定のレベルに達していることを証明する「さく井技能士」という資格があります。さく井技能士は国家資格で、資格取得には学科試験と実技試験が課せられています。

さく井技能士

「さく井技能士」は、1982年に職業能力開発促進法によって定められました。内容はさく井の工法によって分かれていて、パーカッション式さく井工事作業の1級と2級、ロータリー式さく井工事作業の1級と2級があります。

さく井技能検定は2級を受検するにも資格が必要で、2年以上の実務経験があるか、養成校を卒業しなければなりません。1級の受験資格はさらに厳しく、7年以上の実務経験、または2級に合格してから2年以上の実務経験が必要です。

学科試験では、井戸一般、施工法一般、資材、揚水ポンプ、地質柱状図、安全衛生、関係法規といった知識が問われます。実技試験では、パーカッション式またはロータリー式によるさく井工事作業を実際に行わなければなりません。

業者選定の目安としての技能士

自宅の敷地内に井戸を掘ることになった場合、どの業者がいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。その時、く井技能士の資格を持っているかどうかがひとつの目安になります。

さく井技能士は、さく井についての専門知識や技術を持っていることの証明です。当然、信頼度も高くなるのではないでしょうか。

さく井作業を行う際には、穴を掘る技術だけではなく、騒音や振動に対する配慮といった広い視野を持つ必要があります。また、さく井工事が行われる場所によっては、市町村などの地方自治体に届け出が必要なこともあります。

そういったことをすべて任せられるという証明が、さく井技能士です。さく井戸に限らず技能士は、1級は金、2級は銀色のバッジを持っています。さく井業者選定の際の参考にしてみてください。

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